【猫のことわざ 慣用句】 借りてきた猫
2010.10.26 Tuesday
猫のことわざ 慣用句−借りてきた猫
意味:自分の家では偉そうに振舞っても、他人の前や、外では非常におとなしい人。
その昔、ネズミを捕るために他人の家の猫を借りてきたが、猫はネズミを捕るどころか、一歩も動けないぐらい大人しくなってしまった。と言うエピソードから、分の家では偉そうに振舞っても、他人の前や、外では非常におとなしい人の事を「借りてきた猫」といいます。

猫はどうして、他人の家では大人しくなってしまうのでしょう?それは、猫の縄張り意識に深い関係があります。猫は自分の縄張りに非常にデリケートな生き物で、自分のテリトリーの外に出ると、その不安感から非常に弱気になってしまうのです。一歩も動けなくなってしまう事もあります。(※詳しくは猫のテリトリーを参照)
縄張りの外へ出ると言うことは、猫にとって重いストレスとなりますので、猫を人に預けたり、旅行に連れて行ったりするのは出来るだけやめましょう。